御坊の工場で仕事をするようになってからは、途端に退屈に感じるようになってしまったんです。
とにかく周囲には遊ぶところなどもなく、ただ仕事だけに明け暮れているって人生になってしまったんです。
「あの辺は海が奇麗だから、夏は楽しめるぞ!」
こんな上の言葉も、遊ぶ場所がないために使ったんじゃないかって今では思えてしかたがありません。
大阪に戻ることは可能だけれど、それも何だか面倒な気持ちにもなってしまっていたんです。
そこで、地元のアルバイトに休みはなにをやっているのかを聞いてみようかと思いました。
もしかしたら、なにか良い方法でも知っているんじゃないのかって思っていたんです。
地元ならではの遊ぶ場所でも見つかるかもしれないし、年齢も近いやつだったから興味をそそられるような話が聞けるかもと思いました。
「いつも休みはなにやってんだ?」
「俺っすか?まあいろいろですけど、なんでそんな事聞くです?」
「実はさ、休日が退屈で困っちゃってんだよね。
なにか良い暇つぶしでも知ってないかと思ってさ」
「そうなんですか、彼女いないんですか?」
「いたらこんな事聞いてねえよ(笑)」
「だったら俺みたいに女見つけてパコればいいんじゃないすか?」
「えっ?一発楽しんでるのか?」

「そうすよ!」
人は見かけによらないとはいいますが、彼のように平凡な男でもセックスを楽しめていると言うのです。
「それは彼女?」
「違いますよ、その場限りの相手だけど」
「お前まさかセフレ?」
「そのまさかのセフレっすね(笑)」
こんな平凡の男にセフレがいる?ちょっとビックリしてしまいました。
「それってどこに住んでいる女なんだ?」
「この近辺で相手なんか探す事できますよ。
お小遣いが欲しい女なんて全国区じゃないですか。
だから一発やる事なんて全く問題ないっすよ」
この近辺で一発やれる女をみつける事ができる、そういう放ったのです。